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クラウドの歴史

クラウドの始まり

クラウドコンピューティングの歴史は1980年代まで遡ります。 1983年アメリカで産声を上げたSun Microsystems社は「ネットワークこそコンピューターだ(原文:The Network is Computer)」というスローガンを掲げ、1993年には当時のSun MicrosystemsのCTOであったEric Schmidt氏がこれからのコンピューターはインターネットによるネットワークへの依存度が高まることを予言します。

Sun Microsystems社は現在Oracle社に統合されましたが、1990年代初頭まではインターネットの世界ではリーディングカンパニーとして君臨していました。

その後1994年にAmazonの誕生を皮切りにYahoo!が登場し世界標準の検索サイトとして広く認知され、Microsoft社はMSNを立ち上げます。1998年にはGoogleが登場しいよいよインターネットは企業から一般家庭にまで広がりを見せて行く事になります。

インターネットからクラウドコンピューティングへ

インターネットの広がりに最も貢献したのはE-mailと携帯電話の存在でしょう。

携帯電話から長文の文字情報をインターネットの回線に乗せて配信可能となった事で携帯電話ユーザーの間でE-mailが広く浸透し、やがて携帯電話のモニターでもインターネットが閲覧可能となったことでそれまでパソコンに拒否反応を見せていたユーザーまでもネットの世界へと取り込んでいく事になります。

既存の慣習を変えたインターネット

インターネットは物流とコミュニケーションのあり方までも変えました。 AmazonやYahoo!ショッピングが新しい物販のあり方を提示しネット通販というカテゴリーを確立しました。

音楽の世界でもiPodの爆発的なヒットによりCD販売からネット配信(Apple社が提供するiTunes等)へと移り変わります。 また掲示板やチャットは遠方の見知らぬ人とのリアルタイムコミュニケーションを可能とし、blogを経てSNSへと進化し、同じ趣味や思想を持つ人は世界中でコミュニケーションを持つ事が可能となったのです。

インターネットの登場でパソコンは事務処理や学術的な情報をストックする独立した箱から高度なコミュニケーションツールへと姿を変えて行ったのです。

秒単位でやり取りされる画像や音楽、動画などのファイルはそれぞれ共通の拡張子で制御され、プロバイダーのサーバーはあらゆるファイルをストックする巨大なデータベースへと成長します。 共通の拡張子で制御されるファイルであればそこにはもうOSの違いという壁は存在しません。

スマートフォンは手軽で高性能なデバイス(入力装置)として今でも爆発的な広がりを見せています。 無線LANによる通信速度がもっと高速になればやがてパソコンとモバイルデバイスの間の性能差も縮まっていくことでしょう。 一家に一台だったパソコンはやがて一人に一台の時代へ、インターネットからクラウドコンピューティングへの進化の始まりです。