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クラウド

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クラウドが生まれた理由

人間の本能

人は常に利便性を求めるものです。道具を使う事で人は地上の生態系の頂点に立ち、不自由さを克服してきました。

かつて三種の神器と言われたテレビ、冷蔵庫、洗濯機は主婦の労働を飛躍的に楽にし、お茶の間に娯楽をもたらしました。イギリスの産業革命は鉄道を作り出し移動の距離と時間を飛躍的に短くします。その後も人類のあくなき探究心は尽きる事なく道具は進化をし続けています。

もしかしたら人間は常に楽なことや楽しいことに興味津々で、楽なことや楽しいことを実現するために苦労をいとわないのは本能なのかもしれませんね。

パソコンのあり方の移り変わり

インターネットの登場よりも以前の話し、パソコン通信が主たるパソコンでの通信手段だった頃、ウィンドウズユーザーとMacOSユーザーではファイルのやり取りが出来ませんでした。またそれまでフィルムで撮りためた写真を取り込んでデジタル化した場合、取り込んだソフトが違うと同じOSのユーザーであってもそのファイルを共有することが出来ませんでした。つまりパソコンとはそれを使いこなすための高度なスキルを持たない人にとっては無用の長物であり、この頃のパソコンは常にオペレーションする人間と一対一の関係だったのです。

ところがインターネットの登場がこの状況を一変させます。ウェブブラウザはHTMLという共通の制御言語を持ち画像や音楽、動画、テキストなどのファイルも共通化が次第に図られる様になりました。これでOSの壁はインターネットの世界では取り払われた事になります。

情報のコンパクト化

人間の楽な事や楽しい事への飽くなき欲望はインターネットの登場で、自宅に居ながらにして世界中の情報収集を可能にしました。もはやNYやロンドンで流行しているファッションのリサーチに現地へと赴く必要は無くなったのです。そして携帯電話の登場で情報は自宅から飛び出し外へ持ち出すものになりました。

つまり、パソコン本体に保存されている情報(例えば音楽)を携帯電話へUSB経由で転送しておけば外出先でも携帯電話を使ってその情報へとアクセス可能となったのです。

PCからモバイルへと情報のコンパクト化が実現した訳ですね。ところがインターネットを経由すれば外部の様々な情報へと外出先からでもアクセス出来るのに自分の所有する情報についてはアクセスがイマイチです。これでは人間の本能が満足しないのでしょう。

どうすれば外部から自分の所有する情報にシームレスにアクセス出来るのか?インターネットを利用することでそれが可能にはならないのか?

それが可能なら人の生活はもっと便利に、もっと快適になるはずなのに。インターネットは社会のあり方を大きく変えました。マクロな社会構造が変わればミクロな個人の生活様式にも大きな変化が伴います。インターネットとは情報のやり取りの進化した姿ですので、ここでも情報のコンパクト化が模索される事になります。そしてGoogleが初めて2006年にインターネットクラウドという構想を打ち出します。

あらゆる情報は外部サーバーにストックされどんなデバイスからでもアクセスでき、大きくて重たいハードディスクとメディアドライブは不要となり更なる情報のコンパクト化が実現される可能性が誕生したのです。