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なぜクラウドが必要なのか

クラウドがもたらす新しい社会構造

これまでは個人使用の環境下でのクラウドの有用性を説明してきました。しかしこれだけではクラウドが便利というだけで「必要か?」と聞かれればその重要性は低いと思われます。

しかし、クラウドコンピューティングをビジネスや社会イフンフラに導入すれば個人使用よりも多くのメリットにあずかれる可能性が高いのです。

ケース1:クラウドで会議

Time is Money(時は金なり)これは誰もが知っているビジネスにおける慣用句ですね。業務の効率化はビジネスにおいて常に課題とされている事です。

ここで一例としてある会社で次期主力商品の開発会議が行われているとしましょう。これまでは会議室に関係者が集まってホワイトボードやパソコンを使ってプレゼンしながら会議が進められ、決まった事は議事録にまとめられ、やがて全社員へと通達されるのが通例でした。会議から下知までいくつものステップを踏む必要があり時間も相当かかっていた事になります。

ところがクラウドを導入する事で開発会議の模様をビデオカメラと手元のパソコンのウェブカメラを用いて撮影する事で会議の全ての模様を社員のデスクの端末で確認する事が出来ます。しかもアーカイブとして保存しておけば何時でもその会議が撮影された動画ファイルにアクセスする事が出来るのです。

出張先の支社の会議でも本社での開発会議の全容を見せながらプレゼンする事が可能となります。

更に進めばパソコン上に仮想の会議室を作れば会議室すら必要なくなりますね。これは今の技術でも十分に可能な事です。そうすれば社屋のダウンサイジングも可能ですし、全国各地に散らばっている支社の重役を集めるための交通費や宿泊代などのコストや時間も大幅に圧縮する事が可能です。

 

ケース2:社会インフラとクラウド

これまでの説明で個人使用やビジネスシーンにおいてもクラウドの持つ優位性というのはある程度理解していただけたと思います。ここでは更に踏み込んで社会全体の構造にクラウドを導入してみた場合のことを想定してみましょう。例としてはあなたが病院にかかった場合を挙げてみます。

日本は病院にかかる時に保険証を窓口で提示して医療費全体の3割を自己負担するという国民皆保険制度が導入されています。しかしあなたは毎日病院に行く事を前提として出かける時に保険証を持ち歩くでしょうか?中にはそういう慎重な人もいるかもしれませんが、大抵の人はそうではないでしょう。保険証は家族も使うものなので一家に一枚が基本的です。

したがって通常は自宅で保管しているのが普通ですね。ところが病気や怪我は時間と場所を選んでくれません。突然の腹痛や風邪の症状を覚えても保険証を持っていなければその場では一時的に医療費を全額負担して後日保険証を持参して清算するという事になります。

ところが保険証の情報がクラウド化されていればどうでしょう?あなたは日頃から持ち歩くスマートフォンであなたの保険情報にアクセスして提示すれば3割の自己負担で診察を受ける事が出来ます。またあなたの保険情報に過去の病歴を関連づけておけば違う医療機関でも最適な治療がスムーズに受けられる事になります。

その他にも住民票や印鑑証明などもわざわざ役所に足を運ばなくても必要な時にスマートフォンで申請をして発行してもらう事が24時間可能となるかもしれないのです。このようにクラウドは新たな社会インフラを構築するために不可欠なテクノロジーなのです。