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データをどこに持つのか

クラウドのデータ管理

クラウドコンピューティングではデーターの保存をパソコンのハードディスクでは無く外部のサーバー上のデータベースに保存します。

ユーザーはIEやSafariなどのウェブブラウザや専用のアプリを介してそのサーバーにアクセスして目標のファイルを開く事になります。

画像や音楽、動画、テキストなどのファイルはウェブブラウザ上で閲覧する事ができますが、それに修正や追加を加える場合にはそのファイルをダウンロードしてデバイス(端末)内のハードディスクに一旦保存し、アプリで開いて修正や追加の作業をした後、保存して再度クラウド用の外部サーバーにアップします。

異なるデバイスでファイルにアクセスする時にはまず、外部サーバーの最新情報と同期する必要があります。その上で必要なフィアルにアクセスする事で最新の状態のファイルを開く事が出来るのです。

ファイル共有の脆弱性

現在のパソコンは廉価版のパソコンでも500GB以上のハードディスクを内蔵している事も珍しくありません。またOSもハイパワーになるにつけ動作に必要なメモリーも大きなものが必要となってきています。

現状のクラウド環境ではユーザーに割り当てられる外部ディスクの容量は10GB前後が多い様です。

これではパソコンのハードディスクの全てのデーターをクラウド化するのはとても無理な話ですね。また、通信速度や品質にも改良の余地は残されています。現状のブロードバンドでは大容量の動画などは転送するのに数十分から数時間必要となります。

個人から法人で使われるブロードバンド環境でも常に上り下りとも1GB/秒以上の安定した高速通信を実現しないとシームレスなクラウド化というのはまだ先の話しになってしまいますね。しかもこれは無線LANで実現しないとモバイルデバイスを利用するにはかなりの制限がかかってしまう事になります。

クラウドのこれから

上記の事以外にもセキュリティの問題や、ファイルの修正や追加をブラウザ上で行いそのまま保存するタイミングでクラウド用の外部サーバーへバックアップを取る様な仕組みにしないと理想的なクラウドコンピューティング環境の実現とはならないでしょう。

クラウドは2006年から模索されはじめた新しい技術で、世界標準となる規格の策定も確立されていません。

現在ではブラウザ経由で外部のサーバーへアクセスする方法と専用のアプリケーションで専用のサーバーへアクセスする方式があります。将来的にはグローバルスタンダードとなる統一規格が出来、よりシームレスな情報転送が可能となって初めてクラウドコンピューティングがインターネットコンピューティングに取って代わる時代の主役になりえるのではないでしょうか。