税務会計組織のWeb戦略をサポートする

コラム

RSS

クラウド

コラムトップ

クラウドを支える技術とは?

クラウドはインターネット上のサービス

クラウドコンピューティングはインターネットが進化した最新の技術ですが、そもそもインターネットとは何がそんなに凄いのでしょうか?

インターネットとは並列、分散型のコンピューティングテクノロジーだと言えます。並列型コンピューティングとはクライアント(ユーザー)が操作するパソコンで作成したHTMLドキュメントを特定のサーバーに保存する事で複数のパソコンで閲覧する事が出来る技術です。

分散型コンピューティングとは世界中に分散するサーバーを繋ぐネットワーク技術の事です。つまり、あるクライアントがパソコンなどのデバイスでHTMLドキュメントを作成してサーバーに保存すると、世界中のユーザーでそのHTMLドキュメントを共有出来る事になります。

これは革命的な出来事でした。

それまで、パソコン通信の世界ではOS毎にプログラム言語が違うため、OSの違いの壁を越える事が出来ませんでした。ところがHTML言語とウェブブラウザの登場によってこのOSの壁は取り除かれたのです。


インターネットが起こした革命

インターネットが登場した時、プラットフォームの壁を越える事が出来たのはアルファベットで作成されたテキストファイルだけでした。

逆に言えばインターネットが登場する前まではテキストファイルさえもOSが違うと共有出来ませんでした。つまりMacOSで作られたファイルはMacOS、ウィンドウズで作られたファイルはウィンドウズでしか開く事が出来なかったのです。

パソコン通信ではファイルに拡張子を付けた形でやり取りをするだけで、開くのはパソコンのハードディスクに保存した後、しかも作成したのと同じアプリケーションかそれと互換性のあるアプリケーションでないと開けなかったのです。

ところがHTMLという共通の言語が開発され、それをハードディスクに保存する事なく閲覧出来るウェブブラウザが登場すると作成するOSは何であれHTMLで作成されたファイルはハードディスクにダウンロードして保存をしなくてもウェブブラウザがあれば閲覧出来るようになったのです。これはOSの壁を超越した革命的な出来事でした。


革命からスタンダードへ

HTMLとウェブブラウザによるファイル共有は瞬く間に世界中の注目を集める事になります。

インターネットはこうして裾野を広げ、やがてテキストファイルだけではなく画像、音声、動画などのファイルもHTMLで扱える様になり、コンピューティングのスタンダードへと成長していきます。

しかし、当時画像や音声、動画ファイルには複数の規格があり、それをブラウザに表示するには規格の統一化が必要となります。

現在インターネットの世界でグローバルスタンダードで使われている規格は画像がJpeg、音声はMP、動画はMpegの最新バージョンです。

その他にも様々な規格は依然として存在していますが、それはエンコードという技術で異なる言語を翻訳して違うプラットフォームでも開ける形にするという技術があります。またブラウザも複数の規格に対応することでエンコードをしなくてもある程度まではカバー出来る様になりました。


グリッドコンピューティング

こうして様々な技術が進化し、淘汰されていく形でインターネットは世界中で利用される通信手段のスタンダードになり、人々の日常生活から政治経済などのマクロな世界までを動かしています。

インターネットが国境までを超越するようになり、次のステージとしてネットワーク上に分散している様々な情報を統合し、様々なサービスへと分散して提供する必要性が出てきました。

そこで誕生したのがグリッドコンピューティングです。

グリッドとは電力網(Power Gird)に由来しています。グリッドコンピューティングを日常に例えてみましょう。

日常生活で電化製品を使う時はコンセントに電源コードを繋ぐと瞬時に電力を得て使う事が出来ます。この時消費者は発電所の位置や内部構造の詳細については一切の知識を必要としません。

グリッドコンピューティングもこれと同様の概念で、消費者はインターネットにつなげるだけで通信プロトコルやサーバーの知識等がなくても様々なファイルにアクセスしたりまた自分から発信する事が可能になるサービスの提供を受ける事ができるのです。

グリッドコンピューティングはCGIと呼ばれるプログラム言語の登場で可能となりました。それまではただHTMLドキュメントを閲覧するだけの静的なものからフォームに入力して買い物をしたり、予約を入れたりする動的な事が可能となったのです。そしてこれがクラウドコンピューティングを支える技術の礎となります。