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Saasとは

SaasとASP

Saas(Softwear as a service:サーズ)とはクラウドコンピューティングを利用したアプリケーションサービスの事を言います。

先の章で述べたGoogleアプリなどは代表的なSaasと言えるでしょう。これ以外にもfacebookやmixiなどのSNSで提供されている各種のアプリもSaasと言って良いと思います。

一方よく似たものにASPというサービスがあります。ASPとはアプリケーション・サービス・プロバイダー(Application Service Provider)の略称で、プロバイダーで提供されるアプリケーションサービスの事を言います。

例えばインターネットプロバイダー大手のniftyのサイトを見るとWebメールサービスやゲームや占いなどの各種のコンテンツが利用出来ますがこれが「元」ASPです。(何故「元」としたかは後半に登場します。)実はこの両者、ほとんど違いは無いのですが、一般的にはSaasとはASPが進化した形だと解釈されています。


実体の無いSaas

Saasを直訳すると「サービスとしてのソフトウェア」という事になります。つまりSaasとはソフトウェアを提供するための形態の呼称の事で、厳密にはSaasという市場は存在しない事になります。

かつてソフトウェアとは量販店などでパッケージとして購入してパソコンのハードディスクにインストールして使うのが常識でした。これをソフトウエア市場と呼びます。

ところがクラウドコンピューティングではインターネット上でソフトウエアを利用してデーターの作成や再加工を行います。

つまりクラウドではソフトウェアを保有する訳ではなく、あくまでもネット上のサービスとして提供されているものを利用するのです。したがってクラウド上で利用されるソフトウエア市場の事を便宜上Saas市場と呼んで通常のソフトウエア市場と区別していたのがいつの間にか一般化していきました。


ASPからSaasへ

ASPはインターネットの利用者が爆発的に広がったために誕生したサービスですが、コンピューター業界ではASPは失敗に終わったという認識が一般的です。

失敗の理由としては次の3点が挙げられます。まずはインターネットのセキュリティや設備の未熟さが原因とされる点と高額なイニシャルコスト(導入費用)がかかる割に月額利用料が低額なため資本の回収が出来なかったという点、またコスト削減のために既存のアプリケーションのインターフェイスのみをHTML化したに過ぎないアプリケーションサービスが一般的で操作性や利用価値そのものが疑問視されていた点です。

しかし近年になってブロードバンド環境の充実に伴いネットワークコストが低下した事やマルチテナント形式という1つのソフトウエアで複数のユーザーにサービスを提供出来るサービスの登場という技術進歩もあり、操作性が向上した事でASPで問題とされていた弱点の克服に成功しました。そこで名称もASPからSaasへと変更され「ソフトウエアとは保有するものでは無く利用するもの」という概念が定着していったのです。

現在インターネット上で提供されているアプリケーションサービスはプロバイダー側のインフラも整備された事でASPからSaasへと進化しています。